鍛金作家・相原清子さんのワークショップ、「銅の小さな花入れづくり」がありました。
相原さんは、銅を中心に、真鍮、錫などを用いて、
銅鍋、カトラリー、サーバー、デザートカップ、などの作品を作られています。
これまでワークショップでは、茶さじづくり、豆皿づくりを。
今回は、素敵な花入れづくりを展開してくださいました。

材料は、平らな銅板。これを叩いて形作ってゆきます。

まずは木槌で、銅板をお皿状に形を整えてゆきます。
今回用意したのは、前回の豆皿より少し薄い銅板。
豆皿と花入れの板の厚み、その差は数字にすると0.4ミリですが、
叩いてみると、手の感触も、形づくりやすさもだいぶ違うようでした。
コルトンプラザの切り株でつくった鍛金作業台も活躍です。

花入れは、二つのパーツから成ります。受け皿の役目と、花のさし口兼フタの役目。

フタの方は、木槌に加え、金槌でさらに整えます。
金槌の作業をいれることで、稜線がはっきりとしてくるようです。
金属の性質から、叩くことで組織が締まり、丈夫にも。
鎚も3種から選び、それぞれ鎚目模様もつけることができます。
今回は、フタの丸い穴がポイント。ここに花を挿します。

フタに、真鍮のタグを付けます。
このタグは、飾りでもあり、持ち手にもなり。
用意されたパーツの中から、じっくりひとつを選ぶ、の図。

この中から、ひとつ、です。
細いものは持ちやすく丸めたり、幅広なものは潔く二つに折り曲げたり。
ここでだいぶ、作り手の個性が出ます。

刻印もしました。
そして最後、リベットと言われる金具で、フタにタグを付けてできあがり。

できあがった花入れに、庭の草花をそれぞれ生けます。

手のひらサイズ。
窓辺、デスク、食卓,,,好きな場所に持ち運びもできて、存在感もあります。
参加者の方から、気楽に生けられる、という声もありました。
どんな場所でも、ちょこっとグリーンがあると空間が和みますね。
銅には抗菌の作用もあるとのことで、清潔な水が長持ちするそうです。
今回、相原さんが制作の上で読んでいる本もお持ちくださいました。
銅にまつわるお話色々、銅と人の長い歴史も感じるものでした。
じっくり読んでみたい本ばかり。
もうひとつのお楽しみ、
らふと茶菓部の、銅鍋で作ったお茶菓子は、ふわふわシュークリーム。
ローズマリーを添えて、花入れに見立てました。
シュークリームは、シュー生地まとめと、クリームづくりに、
鍋に火をかける工程があります。
銅鍋を使うと、熱伝導率のよさと熱のまわり方から、
手早くできること、素材に熱が均一に伝わるという利点があります。
相原さんの楽しい進行と、参加者の方が奏でる小気味よい鎚の音、
和やかなよい時間でした。